The京畿パス(The 경기패스 / ドキョンギペス)は、2024年5月1日から使えるK-パスを京畿道在住者に向けてアップグレードした交通ICカードです。
K-パスと同じく月15回以上の公共交通機関の利用で、交通費の還付を受けることが出来ます。
同じ日に発売されるK-パスに対して京畿道庁がさらに特典を盛り込んだので、利用回数や還付対象年齢などの面でより充実した内容になっています。
普段使っている交通カードをThe京畿パスに変えるだけで、月々の交通費を節約できます
以下では、The京畿パスの基本情報や申請方法、メリットについて詳しく解説します。
1. 基本情報
1.1. 誰でも申請できる?
A.残念ながら、京畿道にお住まいの方以外は申請できません
京畿道在住であれば、外国人も申請可能です◎
京畿道以外にお住まいの方は下記もぜひチェックしてみてください。
ソウルにお住いの方 → 기후동행카드 (気候同行カード/Climate card)
インチョンにお住いの方 → I-패스(Iパス)※2024年5月1日から申請可能
その他の地域の方 → K-패스(Kパス)※2024年5月1日から申請可能
それぞれお得な交通カードになっています
特にインチョン在住者が使えるI-パスはThe京畿パスとほぼ一緒!
1.2. どこでも使える?
A.韓国全土でどこでも使うことが出来ます。
京畿道の名前がカードに入っているからと言って、京畿道でしか使えない訳ではありません。
どの地域で使っても、毎月還付金を受け取ることができます!
기후동행카드(Climate Card)では対象外となっている、
今年開通予定のGTXも、ソウルまで行ける広域バスも、新盆唐線も、すべて還付対象です。
対象外はチケットを発券する必要があるKTX、SRT、航空、旅客船など!
1.3. どんなメリットがあるの?
A.1か月15回以上の利用で、下記表の通り毎月還付金を受け取ることができます。
一般(40歳以上) | 20%還付 |
青年(19~39歳) | 30%還付 |
低所得層 | 53%還付 |
6歳~18歳 | 年間24万ウォンまで支給 |
また、全国どこでも使えるのもメリットと言えそうです。
기후동행카드(Climate Card)はソウル地域以外の地下鉄、新盆唐線、広域・空港・市外バス、他地域バスなどは対象外と、意外と対象外の範囲が広いので、どこでも使えるのは助かります。
기후동행카드(Climate Card)とは月6万5000ウォンでソウルの地下鉄とバスが乗り放題になる交通カード。
ソウルに住むならこちらもすごく便利だと思います!
2.申請方法
알뜰교통카트 (アルトゥル交通カード)を持っている場合と持っていない場合で、申請方法が異なります。
알뜰교통카트 (アルトゥル交通カード)を持っていない場合
- K-パス公式サイト(www.korea-pass.kr)にてKパス専用カードを発行
- 2024年5月1日以降、上記HPもしくはアプリから会員登録
※K-パスは下記のカード会社HPからでも作成可能です。
알뜰교통카트 (アルトゥル交通カード)を持っている場合
- アルトゥル交通カードの公式アプリorホームページからKパスへ転換申請
- 2024年5月1日以降、カード番号と外国人登録番号(住民登録番号)と共に申請することで、The京畿パスへ登録可能
K-パス加入or転換後には、会員登録or転換登録時に入力した情報に基づいて自動的にTheキョンギパスに変わります。
つまり、とにかくK-パスを発行するか転換しておけってことですね!
3.還付金の受け取り方法
何もする必要ありません。還付金は自動で計算されて、毎月払い戻しされます。
クレジットカード:請求金額割引
チェックカード:通帳へ還付
先払い交通カード:マイレージ
の形で還付金を受け取ることができます。
(2024.07.01追記)
実際に還付金を受け取りました。
2024.06.05に76400ウォン交通費が引かれてます。
そして1週間後に22920ウォンが還付されました。
還付金を受け取るためにしたことは特にナシ
私の場合チェックカードを使用しているので、通帳へ直接還付されました。
4. デメリット
KTX、SRT、航空、旅客船は使用不可。
1か月15回以上使わないと還付なし
KTXとSRTは新幹線のような高速列車です。
こちらはチケットを発券して乗るものなので(ICカードをピッてする場所がない)The京畿パスの還付対象外となっています。
また、1か月15回以上使用しない場合、還付を受けられません。
ただこちらは、通勤通学する方なら簡単にクリアできると思います。
割引適用にならない月があったとしても、損する訳では無いので絶対発行した方がいいと思います。
今日早速申請しました!わくわく
5. まとめ
2024年5月1日から使用できる、The京畿パス(The 경기패스 / ドキョンギペス)について解説しました。
K-パスからさらにお得になったThe京畿パス。
その差は比べてみるとわかりやすいです。
K-パス | The京畿パス | |
使用可能地域 | 全国 | 〃 |
30%還付対象 | 19~34歳 | 19~39歳 |
回数制限 | 月15~60回まで | 月15回~無制限 |
利用可能交通機関 | 全国の地下鉄、市内バス | 〃 |
開始日 | 2024年5月1日 | 〃 |
K-パスよりも30%還付の対象年齢が広く、回数制限がないですね。
京畿道在住者であれば、K-パスを申請して利用登録をした時点で自動的にThe京畿パスになるはずなので、まずは申請してみましょう。
申請はこちらから。
(2024年5月1日からアクセス可能です)
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